ストレージアカウントの作成
Azureを使う上で、便利なサービスはストレージアカウントです。
バックアップ用途、ファイルサーバー用途にも使えますし、各リソースからの連携にストレージアカウントが指定されることも多いです。
概要は、以下の通りとなります。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/storage-account-overview
因みに作成時における注意点をいくつか解説していきます。
作成時の名前ですが、すべて小文字の英語と数字のみとなります。
パフォーマンスは、検証等で始めるのであればStandardでよいでしょう。
捕捉として、Premiumは非常に高速で信頼性も高いですが、Log Analyticsのワークスペースからのログのエクスポートや診断設定でのログエクスポートには使えません。
ストレージの保存方式に「ホット」、「クール」を選択できます。アーカイブも存在しますが、まずは、二つの方式から選択します。後で変更は可能です。
アーカイブを使用する場合は、一旦ホットかクールで保存したのちにアーカイブ層に移動という形となります。
ネットワークアクセスは、パブリックアクセスはデフォルトでは有効です。アクセス方法は注意しましょう。
追跡項目のバージョン管理を有効にすると、ストレージアカウントに格納されたファイルを編集したように見えても、別バージョンとして保存しています。はた目には上書き編集したように見えますが…
不変性サポートを有効にすると自動的にバージョン管理も有効になります。これは作成時のみに有効ですべてのコンテナー(フォルダのようなもの)に対して有効となります。
特になし。
タグもご自由に。
作成後の画面です。5TiBまで利用可能となっています。
いきなり広大な5TiBを使えるわけではなく、使用状況に応じて自動的に拡張されていきます。
これで各種リソースから連携する準備は整いました。