メトリック
メトリックは、サブスクリプションを有効後、利用したリソースに対して一定の間隔で計測した値となります。
メトリックの概要は、MSのページを参考に。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/essentials/data-platform-metrics
実際に試してみます。
とあるネットワークのメトリックの表示の仕方です。
メトリックの追加で、表示させたいメトリックの種類を追加し、レポートのように表示させることも可能です。表示は自動で更新されるため監視としての一助にもなるかもしれません。
では、VMはどうでしょう。同じように表示させることができます。
グラフの種類の変更やExcelへのダウンロードなどレポートとしての役割だけのようです。
さて、こちらをLog Analyticsに送信することはできないのでしょうか?
一応可能です。ただし、後日の説明となりますが、データ収集ルールにもメトリックでの収集はありません。(まだ、プレビュー版)
所謂、Azureプラットフォームから見た計測なので、各値は正確ではありませんし、性能値を取得するのであれば、パフォーマンスカウンターがよいでしょう。
とはいえ、備忘録として記載します。
AzureMetricsテーブルに出力された例となります。
パフォーマンスカウンターで出力した場合は、Perfテーブルに格納されます。
グラフ表示をした場合。
PowerShellにて設定を行います。
まず、connect-azAccountにて設定を実行するマシンを認証させます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/module/az.accounts/connect-azaccount?view=azps-10.1.0
Set-AzDiagnosticSettingコマンドにて設定します。
■Azureアカウントに接続する
connect-azAccount
■対象のVMメトリックをワークスペースに紐づけします。
Set-AzDiagnosticSetting -ResourceId "/subscriptions/サブスクリプションID/resourceGroups/リソースグループ名/providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/仮想マシン名" -Enabled $True -workspaceId "/subscriptions/サブスクリプションID/resourceGroups/リソースグループ名/providers/Microsoft.OperationalInsights/workspaces/Log Analytics ワークスペース名"
■Log Analyticsにて、ログが出力されたか確認します。
AzureMetrics
| where Resource == '仮想マシン名'