Log Analytics カスタムテーブルの変換
Log Analytics ワークスペースのカスタムログテーブルは、2024年3月時点では2種類存在します。
・Azure Monitor Agent対応のDCR(Data Collection Rule)対応テーブル。
・Log Analytics Agent対応のMMA(Microsoft Monitoring Agent)対応テーブル。
2024年8月31日までに移行するにせよ、MMAをインストールしたまま、AMAもインストールし、両方のログが同じテーブルに入ることを確認してからMMA止めるシーンを想定した移行方法を検証してみます。
MMA カスタム テキスト ログから AMA DCR ベースのカスタム テキスト ログに移行する
要約すると、ハイブリッド構成になり、両方のAgentからテーブルに書き込みできるようになります。
URL内のカスタムテーブルを作成する箇所、Azure PowerShell、REST APIにて「PUT」では新規作成ですが、移行手順では「POST」で実行すれば既存のテーブルを変換できるようです。
構文は以下の様になります。
$tableParams = @'
{
"properties": {
"schema": {
"name": "{TableName}_CL",
"columns": [
{
"name": "TimeGenerated",
"type": "DateTime"
},
{
"name": "RawData",
"type": "String"
}
]
}
}
}
'@
Invoke-AzRestMethod -Path "/subscriptions/{subscription}/resourcegroups/{resourcegroup}/providers/microsoft.operationalinsights/workspaces/{WorkspaceName}/tables/{TableName}_CL/migrate?api-version=2021-12-01-preview" -Method POST -payload $tableParams
ハイブリッド構成のテーブルになりました。
赤枠内がAMA経由で取込みしたログ、その他はMMA経由でのログです。AMA対応のテーブルは、基本的にComputerカラムは無くなっています。しかし、ハイブリッド構成テーブルはComputerカラムも存在するため、過去ログに対するクエリ影響はありません。何れ、AMA対応に合わせてクエリは変える必要はあるとは思われますが…